今日タブレット(Miix 2 8 / Windows 10 version 1809)を使ってみたら、何かのアップデートが走っていたらしく、ログインはできたがタッチキーボードが出てこない事態に遭遇。再起動したらアップデートが戻された…使い始められねぇ、なんだかなぁ。
1ヶ月位前にこのタブレットを更新アシスタントでアップグレードしようとしたらエラーになった。調べてみると、SDカードリーダー等のデバイスに関してアップグレード時にドライブレターをうまく処理できない場合があるらしいから、しばらく待とう、と考えていたもの。
仕方ない、ちゃんと調べて1903にアップグレードしよう。
結論からすると、version 1809 7月の累積アップデートはできなかったが、1903へのバージョンアップができた。原因になっていたのは2018年12月にインストールしたインテルのグラフィックスドライバに同梱されているらしいサービス Intel(R) Content Protection HECI Service が起動時にエラーになっていたことの模様。グラフィックスドライバを更新して問題解消している。
Windows 10 version 1903 へのアップグレードを試す
インストールに失敗していたのは「2019-07 x86 ベースシステム用 Windows 10 version 1809 の累積更新プログラム」だった。マジで?
面倒なので、最近ダウンロードしておいた Windows 10 version 1903 のインストールメディアからインストールしてみた。
結果として、インストールが始まって3秒程でエラー終了する。
※画面キャプチャーを忘れた…
1809の累積更新プログラムがインストールできないほど調子が悪いんじゃ、1903なんて駄目なのね。
1809の累積更新プログラムをインストール
仕方がないので、1809の累積更新プログラムがインストールできるように環境を修正することにした。
アップデート関連で使いそうなディレクトリが消せない
更新の履歴を見てみると、ちょいちょいエラーが起きていた。
0x800f0922
毎度のことながら、このエラーコードが何を指しているのかが分からない。
容量の小さなタブレットだし、ちょっとゴミでも整理してみようか…。
Windows.old というファイルを削除しようとしたところ、0x80004005 が発生。
消し方を探してみた。
ハルパス / Windows公式の安全で確実な「Windows.old」フォルダを削除する方法
なるほど、これは納得の操作。「以前の Windows のインストール」という項目はなかったけど、いらないっぽいものに片っ端からチェックして実行。
他のものはきれいに消えた…けど、オレは過去に何をやったんだろう?ゲージが全然動かねぇ。放置しておいたらクリーンアップは終わっていたけど、Windows.old は消えていなかった。
コマンドプロンプトで削除してみて、というのを見つけたので消しに行ったら、
Windows.old\Users\ほげほげ
というフォルダが消せない。中身が空ではないと言われる。
どれどれ、と隠しフォルダがあったのでたどっていくと… LocalState.. というフォルダがあって、これが消せない。
管理者としてコマンドプロンプトを開いて以下を実行。
> cd \
> rmdir /s windows.old
ようやく消えた。
この後、累積プログラムをインストールしたけど…失敗。
トラブルシューティングツールの実行
設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティング → Windows Update を実行。結果として、問題を特定できなかった。
Windows Update トラブルシューティングツールの実行
BITS トラブルシューティングツールで検索すると見つかる。
0x8024で始まるエラーコードに有効、と書かれているので効果はなさそうだが実行。結果として、問題を特定できなかった。
Microsoft Update カタログ からモジュールをダウンロードしてきて実行
失敗していたアップデートの番号は「KB4507469」なので、これで検索してダウンロード。
Microsoft / Microsoft Update カタログ
やっぱりエラーになった。
ログに出ているエラーの解消 1
仕方がないので発生しているエラーについて確認してみた。
cphs サービスを起動できない、実行中のWindowsのバージョンと互換性がない、と。このエラーコードから、サービス名を特定できないのはつらいけど、今はGoogle先生に聞けばなんとなく教えてくれる。これだった。
Intel(R) Content Protection HECI Service って名前で、自動起動のハズだけど起動していないな。そして、起動するとエラーが出る。
画面が表示できればいいので、グラフィックスドライバのインストールが必要なのかどうか分からないが、まずは不具合の更新をするか…と思って探したら、32bit OS は選択肢がやたら多くてどれだかよく分からず、Intel Driver & Support Assistant をインストール・実行してみたが「スキャンの実行時にエラーが発生しました」って言われる。
面倒くさ…いいや、「プログラムの追加と削除」からドライバをアンインストール。でも、サービスが消えない…。結局、ドライバに紐付くそれぞれは入ったままなのか…。
ドライバはプロセッサごとに決まっているみたいだから…ドライバダウンロードの画面を開いて、Atom Z3740に当てはまりそうなドライバを探してきてインストールした。
結果としてどうなったかというと…サービスは起動していない。自動起動から手動に切り替わっている。そして、手動でサービスの起動ができるようになっていた。
1809累積アップデートを実行したが、さっきよりちょっとだけ前に進んだような気がしたものの(74%→95%だったような)、問題解消しなかった。
ログに出ているエラーの解消 2
もう一回ログを確認してみる。
探してみたら…
Microsoft Support / Windows で DCOM のイベント ID 10016 がログに記録される
各プログラムは順番に接続を試すからエラーが表示されること自体には問題がないから無視して良いということらしい。
どうすりゃいいんだろ?かなり途方に暮れる…。
1903の更新を改めて試してみる
Windows Update の画面を確認してみたら、1903が来てる。どうやら、アップデートできる条件になったらしい。
とりあえず、ホントにやばそうだった「Intel(R) Content Protection HECI Service」のエラーは解消しているわけだし、更新してみる。
ダウンロードに結構な時間がかかり…再起動、更新が進まない、時間がかかる…。諦めて就寝。起きたらアップデートできていた。
やったこと
セーフモードで起動
セーフモードでゴミフォルダを削除してみようか。
Microsoft / Windows 10 のセーフ モードで PC を起動する
方法はいくつかあるけど、タブレットでキーボードがないと本当にめんどくさい。
コマンドプロンプトを開き msconfig を実行。
キーボードの下に「システム構成」ウィンドウが出てくるので、キーボードを消す。
ブートタブをタップし、セーフブートにチェックを入れてOKボタンをクリック。
再起動ボタンをクリックする。
ログイン時にパスワードを求められる。日頃PINを利用しているが、セーフモードではPINが使えなかった。
日頃やらないこととはいえ、キーボードがないと本当に大変。
何でセーフモードをこんなに大変にするんだろう?
ちなみにこのやり方だと、同じ手順でセーフモードを解除しないと、再起動してもセーフモードになる。
トラステッド・エグゼキューション・エンジン削除
動きには特に影響ないように思えたんだけど、勢いでインストールしてあったこれを消してしまった。改めて確認してみると、安全に使うための環境らしいので改めてインストールした。
intel trusted execution engine interface ドライバ
で見つかったので、サクッとインストールして終了。
さいごに
今回発生していた問題は1809を起動するたびに発生していた問題だけど気付くことができないでいた。1903へのアップデートで問題として検出していながら教えてくれない。
これで何時間も奪われてうんざり。
半年ごとのアップデートって結構いい考え方だと思う。だから頑張ってついて行くけど、一度問題が起きたら「普通の人」はついて行けないんじゃないかな、とも思った。
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