システムをESXi6.0に移行してから暫く経つ。バックアップが取りやすくなったはずなのに、バックアップを取っていなかったなぁ。
注意) 今回、バックアップを取るところまでしか行っていない。リストアできるところまで試してナンボですが。
また、ハードディスクイメージの転送にものすごく時間がかかる、HDDのサイズによって。単にサイズということでなく、利用量によって時間が決まるやり方があるはず。これは今後の課題。
バックアップは運用中のhogeserverについて。ESXi全体のバックアップは考えていない。
hogeserverは動かしたまま、ESXiにSSHで接続し、scpコマンドでファイルを取り出そうと思った。やることは…
- sshサービスを有効にする。
- ストレージの場所をメモる。
- 運用中のhogeserverについて、スナップショットを取る。
- sshで接続し、ストレージの場所に移動。TeraTerm利用。
- vmxファイルを見て、バックアップを取るべきファイルをメモる。
- バックアップを取るべきファイルをscp転送で取り出す。
- hogeserverのスナップショットを削除する。
- sshサービスを無効にする。
となる。
1. sshサービスを有効にする。
https://esxi.hogeserver.hogeddns.jp/ui
にアクセスしてログインする。
過去にbind9で内向きDNSを設定しており、「hogeserver.hogeddns.jp」は内向きになっていて、かつesxiで名前解決ができる前提で記載しているが、
https://192.168.nn.nn/ui
のようなIPアドレス直打ちでも全く問題はなく、アクセスできれば良い。
アクセスできたら、ホストのアクションからSSHサービスを有効にする。
2. ストレージの場所をメモる。
運用中のhogeserverが入っているストレージを選択肢、場所をメモる。
3. 運用中のhogeserverについて、スナップショットを取る。
スナップショットを取る。
これ、今はスナップショットがなくて、1つだけスナップショットが作られる前提で書いている。
Google先生に聞いて諸先輩方のお話を調べてみると、マシンを落としてしまえばディスクイメージのファイルからロックが外れる、と。スナップショットがどのように取られているのか、ということについては真面目に調べていなくて何とも言えないが、変更点だけが書かれていくのかなと想像しており、スナップショットは1つだけ、という状態じゃないと運用中のシステムのバックアップにならないのではないかと思うのでした。
若干あやふやだけれども、進む。
4. sshで接続し、ストレージの場所に移動。TeraTerm利用。
接続にあたって、root/passwordで、チャレンジレスポンス認証を利用した。
念のためバージョン情報等を貼っときます。
5. vmxファイルを見て、バックアップを取るべきファイルをメモる。
メモったストレージの場所に移動すると、あったあった、hogeserverのディレクトリ。
ここに入って拡張子vmxのファイルの中身を見てみる。
hogeserver.vmx
└hogeserver.vmdk
└hogeserver-flat.vmdk.vmdk
となっているようなので、この3つのファイルをバックアップ対象とみなす。
これでマシン構成と、ハードディスクのバックアップが取れるはず。
6. バックアップを取るべきファイルをscp転送で取り出す。
先にバックアップフォルダを作成しておいてみた。
D:\VMware\Backup\hogeserver20170305
Teratermで SSH SCR... を選択し、バックアップしたいファイルと取得先をフルパスで記載。
これでバックアップが取れる。ファイルが取り出せていることを確認する。
ディスクは200GBの設定にしており、これは圧縮もされずに取り出されるから、転送には4時間ほどかかった。
7. hogeserverのスナップショットを削除する。
スナップショットを削除する。スナップショット削除とはすなわち、ディスクイメージを現在の状態に統合して、スナップショットのファイルをなくすことを指している。OKっす。
8. sshサービスを無効にする。
これは忘れないようにしたい。いたずらされたら困るから。
以上でバックアップが取れた~。
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