Ubuntu

Ubuntu20.04 Wine

ちょっと別の記事を書いていて、画像を取り扱いたくなり、FireAlpacaをUbuntuデスクトップで使いたいと思った。単なるスクリーンショットの加工なので、そんな高機能なものじゃなくて全然良いのだけれど、FireAlpacaだけじゃなく、他のアプリが使いたくなることもあるかもしれない、ということで、それができる環境を作っておこう。



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ということで、Wineをインストールしてみる。

このレベルで使ってみる分には、難しくはなかった。

Wineのインストール

インストール

WINEのオフィシャルサイトに行くと、WINE HQって書かれている。HQはheadquarters(本部)の意味なのかな。
ダウンロードページからたどっていくと、Ubuntuでのインストール方法を教えてくれる。
WINEHQ / Ubuntu / Installing WineHQ packages

32ビットアーキテクチャーを有効にする必要があるとのことで、現状を確認。

$ dpkg --print-architecture 
amd64
$ dpkg --print-foreign-architectures 
i386

どうやら使えるようになっているようだ。i386が表示されないときは、追加する。

sudo dpkg --add-architecture i386

リポジトリキーを追加。

$ wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
$ sudo apt-key add winehq.key 
OK
$ rm winehq.key

リポジトリを追加。

sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main '

※focusと書かれていたけれど、focalだと思う。Ubuntuのバージョンによってここが変わる。

安定版をインストール。230MB程のパッケージをダウンロードしてきて、1.5GB程の容量を使うとのことで、少し時間が掛かる。

$ sudo apt install --install-recommends winehq-stable

フォントの設定

さっそくFireAlpacaをインストール…と思ってインストーラーを起動してみたら、豆腐が並んでいた。フォント設定が必要だな、これは。
ちょうどUbuntu 20.04でこのことについている記事を発見したので、書かれていることをそのままやってみる。
Qiita / Wineで日本語フォントの文字化け(豆腐)を解消する

梅フォントはインストールされていなかったので、インストールする。

$ apt search fonts-.*ume.*
ソート中... 完了
全文検索... 完了  
fonts-horai-umefont/focal,focal 670-4 all
  日本語 TrueType フォント - 梅フォント
<omit>

$ sudo apt install fonts-horai-umefont 

“No Tofu” cjk はインストールされていた。

$ apt search fonts-noto-cjk.*
ソート中... 完了
全文検索... 完了  
fonts-noto-cjk/focal,focal,now 1:20190410+repack1-2 all [インストール済み]
  "No Tofu" font families with large Unicode coverage (CJK regular and bold)

fonts-noto-cjk-extra/focal,focal,now 1:20190410+repack1-2 all [インストール済み]
  "No Tofu" font families with large Unicode coverage (CJK all weight)

フォントを変更するレジストリデーターはこちらに。
Github / nogajun/wine-japanese.reg

$ wget https://gist.github.com/nogajun/6095ed8488ef9449e63dc1ce578ae55e/archive/85ced2a3dd8a8ed960e3de96b2127f960cfc1de6.zip -O wine-japanese.zip
$ unzip wine-japanese.zip
$ regedit 6095ed8488ef9449e63dc1ce578ae55e-85ced2a3dd8a8ed960e3de96b2127f960cfc1de6/wine-japanese.reg
MESA-INTEL: warning: Haswell Vulkan support is incomplete
MESA-INTEL: warning: Haswell Vulkan support is incomplete
MESA-INTEL: warning: Haswell Vulkan support is incomplete
MESA-INTEL: warning: Haswell Vulkan support is incomplete

※なんかメッセージが表示されているけれども、気にしなくていいみたい

これで、豆腐から開放される。

ただ、これでも、ちょっとフォントがガタガタに表示されていたので、以下を実行。
~/.config/fontconfig/fonts.conf ファイルは、そもそもディレクトリがなかったので、存在しなかった。

$ mkdir ~/.config/fontconfig
$ cat <<EOF > ~/.config/fontconfig/fonts.conf
<?xml version='1.0'?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM 'fonts.dtd'>
<fontconfig>
 <dir>~/.fonts</dir>
 <match target="font">
  <edit mode="assign" name="embeddedbitmap">
   <bool>false</bool>
  </edit>
 </match>
 <match target="font">
  <edit mode="assign" name="hinting">
   <bool>true</bool>
  </edit>
 </match>
 <match target="font">
  <edit mode="assign" name="hintstyle">
   <const>hintslight</const>
  </edit>
 </match>
 <match target="font">
  <edit mode="assign" name="rgba">
   <const>rgb</const>
  </edit>
 </match>
 <match target="font">
  <edit mode="assign" name="antialias">
   <bool>true</bool>
  </edit>
 </match>
</fontconfig>
EOF

これで、Wineでは未だかつて見たことがない、きれいな文字が表示された。

アプリケーションのインストール

winecfg

ターミナルからwinecfgを実行すると起動する。

$ winecfg

ここで、Wine Mono インストーラーが起動してくる。
代わりにディストリビューションのパッケージを利用することをおすすめします、と書かれているが、参照先URLを見てもなんのことなのかは理解できなかった。だけど、いずれ必要になるのだろうからインストールしてみる。

インストールが完了すると、一旦winecfgが終了した。

改めて起動してみると、いろいろと設定ができそうだった。Wineのバージョンは7.0と表示されている。

Windowsバージョンや、ドライブ文字の指定など、必要な初期設定をしておくと良さそう。

FireAlpaca

Windows用のインストーラーをダウンロードし、ファイルアプリケーションでファイルを右クリックして、「Wine Windows プログラムローダー」で開くとインストールが始まる。

インストールが完了したあと、「アプリケーションを表示する」ボタンをクリックすると表示されるパネルに「FireAlpaca64」が現れ、これをクリックするとFireAlpacaが起動する。拍子抜けするほどあっさり動いた。

Edge(起動しなかった)

以前、Google Chromeをインストールして、全く起動させることができなかった。
いろいろ試したけれど、今回もうまく動作させることはできなかった。

WineがWindows 7として動作していると、32ビット版がインストールされるが、起動しても画面は真っ黒なままで、しばらくすると落ちる。
Windows 10として動作しているときには、インストーラーがダウンロードしてくる本体をキャッシュできないというエラーが発生する。

Braveも試してみたが、起動しても真っ黒画面ですぐに落ちてしまう。
これも何度か試してみたけれど、起動させることはできなかった。

Braveアンインストールの過程で、Geckoのインストールを求められたので、インストールしてみた。

でも、これは、IEで「ブラウザは削除されました」と表示させるために必要だっただけで、これをインストールしたことによって状況が変わることはなかった。

探してみたところ、こんな情報が見つかった。
WINE HQ / Chromium browsers are black

2つ目のコマンドで、いろいろとダウンロードしてくる。

$ sudo apt install winetricks
$ winetricks -q dxvk vd=1280x1024

これで、Wineで起動しているアプリケーションを全て落とし、改めてEdgeを起動すると、仮想デスクトップが開くようになっていた。Edgeはその中で動作しようとしているようだが、真っ黒画面が表示されて落ちる。

また、FireAlpacaも仮想デスクトップの中で開くようになってしまったので、winecfgで仮想デスクトップを無効にしてみたが、最大化表示ができなくなってしまった。これは、Ubuntuを再起動することで復旧できたので良かったが、少しドキドキした。

FF15ベンチマーク

なんか、動かないプログラムで終わるのも悔しいな、ということで、FF15のベンチマークが動作するのかどうか試してみようと思った。
グラフィックカードはNVIDIA GEFORCE GT 1030、性能は決して高くないけれど、プロプライエタリドライバーを利用していたりする。

3.7GBのzipファイルをダウンロードしてきて、展開し、インストールする。
インストーラーの起動には少し時間がかかった。

ライセンス条項は豆腐で見えなかったが、それ以外は問題なく動作しているように見える。

だけど、ベンチマークが起動しない。調べてみると、すでにこれを試している方がいた。
Qiita / UbuntuでもFF15ベンチしたい

書かれている通り、ffxv.exeは動いて、ffxvbench.exeは動かない。そして、ffxv.exeが遅い。全画面表示にもなっていない。
このライブラリをインストールすると早くなるとのことで、インストールしてみる。

$ sudo apt install dxvk

※数多くのパッケージが一緒にインストールされる。

やはり、ffxv.exeは動いて、ffxvbench.exeは動かない。多少早くなったけど、それでも、かなりゆっくり動作だったりする。

アプリケーションのアンインストール

このコマンドで、アプリケーションをアンインストールするためのウィンドウが表示される。

$ wine uninstaller

リストから、アンインストールしたいアプリケーションを選んで削除ボタンを押すと、プログラムがアンインストールされる。

さいごに

Wine Geckoについては、必要になったら「必要ですよ、インストールしますか?」と聞いてくれるので、それが聞かれるまで何もしなくても大丈夫そうな、親切設計になっていた。
現在は、ChromeもEdgeも、BraveもみんなLinux対応版があるから、ブラウザが動かないのは大した問題ではないように思われる。

利用者が多いアプリケーションへの対応はきっと早いのだろうから、これでいいかもと思った。

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