Windows

Windows10で重大なエラー

Windows Updateをインストールしたら、重大なエラーが表示された。先日、VMwareを起動できるようにしたとき、余計なことをしちゃったのかもしれない。だが、それにしてもちょっと大変だ。



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重大なエラーと対策

このエラーを根本的に解決するためには、Windows 10 を「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」形でインストールするのが確実な模様。この通りにやればOK。
ShopDD / Windows10で重大なエラー[スタート]メニューが動作していませんが出た時の対策!

だけど、これを実行するのがなかなかに大変だったので、起きたことも併せてメモ。

発生した問題

Windows Updateした後で発生した問題

スタートボタンをクリックするとこんな画面が出る。

重大なエラー
[スタート] メニューが動作していません。次回のサインイン時に修正を試みます。
今すぐサインアウト

この「今すぐサインアウト」ボタンは超でかい罠かも(ウチはやばかった)。

修正を試みてくれるなら…と「今すぐサインアウト」した後にサインインすると、デスクトップが真っ黒になってしまった。アプリを起動してみたけど、画面は真っ黒で全然何もできない。
例によって、いつの間にか起動時の[F8]も効かなくなっているから、セーフモードにもできない。

今回は家族のアカウントがあったので、それでログインしてWindows Updateをアンインストールして元に戻したけれど、これは割と深刻。

デスクトップにショートカットアイコンを用意しておかないと、各種アプリケーションの起動もだいぶ大変。今回は[Windows]+[Pause]で「システム」を開いてコントロールパネルのホームに移動、そこからWindows Updateをアンインストールした。

どうしてこう「リカバリーが失敗する可能性」が無視されるんだろう…。

Windows Updateをアンインストールしてから確認したこと

システムファイルチェッカーを使ってみる。
コマンドプロンプトを管理者権限で開いて実行。

Microsoft Windows [Version 10.0.18362.356]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>sfc /scannow

システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。

システム スキャンの検証フェーズを開始しています。
検証 100% が完了しました。

Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修
復できませんでした。
オンライン修復の場合、詳細は次の場所にある CBS ログ ファイルに含まれています
windir\ Logs\CBS\CBS.log (たとえば C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log)。オフライン修復
の場合、
詳細は /OFFLOGFILE フラグによって指定したログ ファイルに含まれています。

C:\WINDOWS\system32>

 

先日やった余計なこと、具体的には DistributedCOM 10016 の解消(失敗) が影響した可能性がありそう。それ以降、Windows Updateでこの問題が発生するようになっていたから。

C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log


2019-10-20 05:31:55, Info CSI 00000127 Warning: Overlap: Directory \??\C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\ is owned twice or has its security set twice
Original owner: Microsoft-Windows-shell32, version 10.0.18362.356, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35}
New owner: Microsoft-Windows-shell32, version 10.0.18362.356, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35}
2019-10-20 05:31:55, Info CSI 00000128 Warning: Overlap: Directory \??\C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\ is owned twice or has its security set twice
Original owner: Microsoft-Windows-shell32, version 10.0.18362.356, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35}
New owner: Microsoft-Windows-shell32, version 10.0.18362.356, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35}
2019-10-20 05:31:55, Info CSI 00000129 Warning: Overlap: Directory \??\C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup\ is owned twice or has its security set twice
Original owner: Microsoft-Windows-shell32, version 10.0.18362.356, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35}
New owner: Microsoft-Windows-shell32, version 10.0.18362.356, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35}

2019-10-20 05:34:01, Info CSI 000002ac Hashes for file member [l:27]'MSFT_MpComputerStatus.cdxml' do not match.
Expected: {l:32 ml:33 b:250a58b9ec6c327e7d165cecbdbae0b1fdca203cd342dba12616527b47a44486}.
Actual: {l:32 b:cbfca6cb14b5a84f5bd30cbc9b05f008f4916e54a33a513fcedf8bff90002f5d}.
2019-10-20 05:34:01, Info CSI 000002ad [SR] Cannot repair member file [l:27]'MSFT_MpComputerStatus.cdxml' of Windows-Defender-Management-Powershell, version 10.0.18362.1, arch amd64, nonSxS, pkt {l:8 b:31bf3856ad364e35} in the store, hash mismatch
これは36ファイルで表示されていた。

 

Windows Updateをアンインストールした後の話なので、元々何かがおかしくなっていて、それがWindows Updateで顕在化したうに思われた。

 

Windows 10インストール

Windows 10を「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」形でインストールする。この方法であれば、ファイルは消えないしアプリケーションは残る。

とはいえ、大事なファイルはバックアップしておいた方が良い。

Windows 10インストールメディアの作成

インストールメディアはMicrosoftのサイトからダウンロードしてくる。
Microsoft / Windows 10 のダウンロード

今回は「メディア作成ツール」をダウンロードして実行。ISOファイルから中身を取り出して使ってみた。

メディア作成ツールを起動したら、ライセンス条項に同意する。

しばらく待つ。

メディアを作成する。

言語やアーキテクチャーを選択。操作をしているこのPCを修復したいので、この PC におすすめのオプションを使う、にチェックを入れた状態で良かった。

ISOからファイルを展開するつもりなので、ISOを選択。

保存先を指定。今回はダウンロードとした。どこでもOK。

ダウンロードを待つ。5:59~6:16だったので20分くらいか。

完了ボタンをクリックして終了させる。

ダウンロードしたファイルをマウントして、ファイルを全て取り出す。
今回は C:\tool に展開した。

アップグレードインストールの実施

アップグレードインストールを実行する。うっかりプログラムを消してしまったりしないように選択肢は良く吟味する必要がある。

と考えながら、C:\tool に展開した setup.exe を起動する。

途中で色々インストールするよ、と言っているのが気になるけど、とりあえずそのままインストールを進める。

待つ。大丈夫かな…

ライセンス条項に同意。

引き継ぐ項目を選択してください…という画面があっという間に消えて、この画面まで進んでしまう。不安しかない。

更新プログラムのチェックが終わるとこの画面に…待つ。

ようやく引き継ぐものが選択できるようになった。
でも、最初から個人用ファイルとアプリを引き継ぐ設定になっているので、このままで大丈夫だろうと思われる。インストールボタンをクリックする。

真っ青な画面に。一応、画面切り替えは可能だけれど、操作はするなと言うことだと思われる。後は、Windowsにお任せする。

眠くなったので一旦寝て、起きたらアップデートはインストールされたみたい。
画面には絵と時計が表示(いわゆるロック画面)になっていた。

早速ログインしてスタートボタンをクリックしてみる。動く!

Windows Updateのインストール状態を確認、どうやらアップデートがインストールされている(10/20インストール分が多分それ)。

念のためWindows Updateが残っていないか確認…この日は
2019-10 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 10 Version 1903 用) (KB4524100)
が残っていたので、アップデートして再起動。

 

動作確認

システムファイルチェッカーツールの実行

Windows 10のインストール前に壊れていたファイルがどうなっているか確認。
問題なさそう。

Microsoft Windows [Version 10.0.18362.418]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>sfc /scannow

システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。

システム スキャンの検証フェーズを開始しています。
検証 100% が完了しました。

Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。

C:\WINDOWS\system32>

 

VMware Workstation 12 Playerの実行

元々は、VMware Workstation 12 Playerが起動しないから色々いじる羽目に陥ったのだった。今回、Windows Updateをインストールした状態になったから、恐らくは起動しないだろう。

やっぱり起動しなかった。ある意味順調。

この問題の解決は元記事にコメントしていただいたことをベースに解決していこうと考えている。

ということで、Windows Updateで発生した重大なエラーへの対策は完了。

 

やったこと

この投稿のスラッグを英語化しようとして、英語ではどう表示されるのかが気になったので探してみた。

MiniTool / Here Are Useful Solutions to Windows 10 Start Menu Critical Error! [MiniTool Tips]

Critical Error
Start menu isn’t working. We’ll try to fix it the next time you sign in.
Sign out now

Googleで検索すると、こっちじゃなくて、こっちの文言が大量に見つかる。

Critical Error
Start menu and Cortana aren’t working. We’ll try to fix it the next time you sign in.
Sign out now

コルタナも一緒にお亡くなりになるパターンの方が主流なのかもしれない。

 

さいごに

互換性アシスタントは、何を根拠にVMware Workstation 12 Playerを問題視しているんだろう?ちゃんと原因を示してくれないから、探り探り色々やった結果こんな問題を引き起こすまでになってしまう。

根拠を示すと、それはデタラメだ!という反論が出るのがめんどくさいから表示しないのかなぁ。

同じメジャーバージョンのOSをマイナーチェンジして無断で過去資産を捨てていく…そのマイナーチェンジ(リビジョンアップ?)を適用しないユーザーは捨てていく…MicrosoftのOSってこんな考え方になったの?まぁ、なったということなんだろうね、実際そうだし。

今回のことで、UbuntuでどうしてVMware Workstation 14 Playerが起動しないのか、その原因を再認識できたし、もう一回Ubuntuの常用に挑戦してみようかな。

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ろっひー

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